不動産鑑定士によって価格が違う!情報公開請求?

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不動産鑑定士によって価格が違う

今回は毎日新聞平成31年3月23日の記事からです。山形県町小国町での出来事です。

まとめますと、こうです。

  1. 町が取得時期の価格の半値で不動産を売却した。
  2. 売却時の不動産鑑定と同時期の鑑定があった。
  3. 毎日新聞の情報公開請求によって、4000円/㎡高いことが判明。

結論から言いますと、不動産鑑定士によって価格が違うということですね。

これも、良くある話です。

ちょっと、他の不動産鑑定士さんのところから拝借させていただきますと(要約しますと)、こういうことです。

不動産鑑定を行う過程の中では、多様な資料、経験などに基づき判断をしているため、評価に用いた資料、数値の違い、考慮すべき事情により評価に違いが生じることはあり得ます。

最終的に、鑑定評価額が異なるというケースも当然にあります。

つまり、不動産鑑定士によって異なり、逆に言えば同じようにはならないとも言えます。

持ち込まれる不動産鑑定評価書

私は、金融機関で働いていますので、逆にいろいろな鑑定評価書が持ち込まれますが、最近ですと、持ち込みした人の都合に合わせた鑑定評価書になっていると思われます。

この場合の、「都合に合わせた」というのは、不動産鑑定士の先生がそれにあわせたというよりも、都合の良い価格が提示できる先生が選ばれているという感じでしょうか。(認識の違いがあればすみません。)

例えば、次のような感じでしょうか。

  • 融資をできるだけ受けたい⇒高めの鑑定評価書
  • 任意売却で買いたい場合に買い主側から出される⇒低めの鑑定評価書

事例から、そもそも高め、低めが調整されているケースも見られます。

わたしは、地元の不動産鑑定士でない場合は、特によくチェックするようにしています。

地元の場合、明らかにストライクを外している評価書は、書きにくいはずなのですが、地元外だと気にせず書いているケースもごくまれに見られるからです。

今回のケースの場合、不動産鑑定士個人の見解で、どのあたりまで突っ張れるのでしょうか。

最終的には、「不動産鑑定業賠償責任保険」のお世話になるような案件でしょうか。

ちなみに、田舎でこういう事件が起きますと、地方公共団体からの仕事が受けにくくなると聞いたことがあります。

なかなか難しいですね。

今回はこの辺りで。

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