人口減少は悪いことなのか?不動産鑑定には関係ない?

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人口減少は本当に悪いこと?

地方創生とかをテーマに、人口が減少すると先々大変なことになるというようなことを書いてきましたが、人口減少が必ずしも悪いことではないという講演を聞きまして、なるほどと思う点もありましたので、ちょっとまとめてみました。

世界的にみると

WikiPediaとかで見ると、統計のある231国のうち、日本は210位で、人口が減少している国はまだたくさんあります。
主要国を見てみると、
210 日本 -0.07
213 ドイツ -0.09
221 ロシア -0.40
となっています。
ロシアはよくわかりませんが、ドイツは、デフレとかになっているとは聞きませんし、経済成長もしています。

ちなみに、データのWikipediaはちょっと古いですけど。

産業革命が起きる

人口減少こそが、一人当たりの豊かさを飛躍的に上昇させる可能性があるという説がありました。
これは、産業革命のことで、技術革新によって生産物が増大しながら、それを食いつぶすほどの人口増加がなく、それゆえに一人当たりの所得水準が飛躍的に増大したという現象であるということのようです。
労働力人口の減少が圧力となって、これまで実現できなかった構造改革が進むという説です。
そのような観点から新聞などを見ていると、例えば、介護用ロボットの開発だとか、植物工場だとかいうのはそういう技術革新の始まりのように思えるわけです。特に最近のAI技術などがこれに当たるとも考えられますが、AIは日本だけの進化ではありませんし。

生活の面からの向上

人口減少そのものが生活の豊かさに直結するという説です。
人口が減少すれば、生活環境の面でも豊かさを享受できることになるというものです。
ただし、人口減少は、今まで人口増加を前提に作られてきたさまざまな社会の仕組みを、少子高齢社会に適したものに変えていくことが必要になります。

構造改革が必要

日本経済研究センターによれば、現在、保育士や保育所が不足しているのは、株式会社の保育所ビジネスへの高い参入障壁や、不必要に高い保育士要件など既存の保育業界や保育士の既得権を守るためにできた規制のためとのことです。
さらに、大都市圏では、不必要な容積率規制などによって都心居住を抑制してきており、象徴的な例は、大手町や丸の内、有楽町に一棟のマンションもないことです。ニューヨークでは都心に行けば行くほど夜間人口密度が高まるのと対照的です。大都市圏で子どもを産み易くするためには、そのような規制を正して、待機児童をなくし都心居住を容易にすることです。
この意見からすれば、今の規制が、産業革命が起きそうな分野にストップをかけているようにも思えます。構造改革(規制緩和?)が必要なようです。

まとめ

聞いた講演では、やはり、日本がここで産業革命を起こすことが前提となってはいましたが、日本にはまだそのポテンシャルがあり、規制緩和などの構造改革とあわせて、投資の起きそうな分野を開放することが必要と言っていました。
では、具体的に産業革命の起きそうな分野とは何なのでしょうか?AIだけでは無いように思います。
そこを教えて欲しいというのはありますが、それは、各自自分の得意分野で考えるべきところなのでしょう。
不動産鑑定では多分ありませんし(笑)。

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